「どうしたい？」の取り扱い

ふと、自分に
「どうしたい？」って
きいてみます。
そしたら
途方にくれたような感覚になって
ぼーっとなります。
「どうしたい？」が、よくわからない。

「どうすべき？」って
きいてみると。
「ああして、こうして、こうすべき」
「これもやらなくちゃ」
「あれもやらなくちゃ」
何から手を付けていいか
わからなくなるくらい
たくさん、でてきます（笑）。

そして、そのどれもが
あんまり魅力的ではない選択肢。

うん。わかったわかった。
さて、もう一回。

「どう、したい？」
「ほんとは、どうしたい？」
「なんでもいいよ」

おずおずと
「コーヒーのみたいな」
「ドリップコーヒー」ってかえってくる。

それで
ドリップコーヒーをいれるのです。
さあ、飲むぞ。

ここで、せっかくのコーヒーを
飲みながら、また
「あれしなきゃ、これしなきゃ」と
心が走り出すので
深呼吸してから
コーヒーに気持をむける。

立ち上る香り
マグカップの暖かさ
喉をとおる温度
あとにのこる苦味

また、深呼吸。

あわただしい日常。
常に
「おかあさ〜ん」の呼び声に
応える24時間体制。

だからこそ。
一日、一つでも。
小さなことから
私の「やりたい」に
大切に向き合って　
丁寧に丁寧に
そのことを味わっていこう。
そう、思いました。