葉っぱ日記

日々のあれこれを。気づいたままに書いています。

妄想茶屋

こんばんは。
やっと寝静まりました。 

いろんな意味で
私の中も寝静まりました。

この私の中には
暴れん坊
疲れ切った人
駄々っ子
ナイフのようにとがった奴
すぐ蓋する職人
急にわかった気になる優等生

などなど、 
他にも様々な方々が  
いらっしゃるんですけどね。

この方々に昨夜
とりあえず、「聴くよ」
っていう姿勢をみせると
一時「わ〜!」っと
押し寄せたあと
ふーっと静まりました。

「聴くよ〜」って。
言ってほしいよね。
私も、言ってほしい。

で、ここから妄想がはじまり
それが、あまりに心地良いので
書いてみることにします。

私の中に
「聴くよ〜」っていう
いつでも、私だけを
待っていてくれる人がいて。

その人は
とても丁寧にゆったりと
おいしいお茶をいれてくれるのです。

その、所作をみているだけで
心は次第に落ち着き

「どうぞ」って
コトリ、と目の前に
お茶がおかれる時には
とても素直な気持ちになって。

話したいことを
話したいまま
そのまんま
言葉がスルスルと
こぼれてくるのです。
 
時には涙もこぼれてきて
ふと、目の前におかれた
お茶を飲むと

今の自分にとって
ちょうどいい温度の 
ちょうどいい香りの
やさしい、やさしい味わいがする。

目を閉じて
そのお茶を
一口一口 
すすっては

身体に
心に
魂に
染みわたらせていき

その度ごとに
奥の方から
何かあたたかいものが
じんわりと広がります。

その人は
私のそんな様子を
ただ、愛しそうに
ニコニコ眺めて
「うんうん」って
相槌をうってくれて
そして、言うのです。

「いつでも、聴くよ」
「ここで、待ってるよ」

ああ、泣ける。

そんなに、たくさんは求めていなくて。
ただ、一息ついて
大切に見つめてもらって
耳を傾けてもらって
わかってもらえたら
もう、それで。
私は充分。

どんな私も
切り捨てる必要も
切離す必要もないんだと
やっぱり感じます。

ただ、私の中心に
こんな、心地良い場所があって
みんな、そこで大切にされて
みんな、そこで尊重されて

「自分は自分でいいな」って
それぞれが思えたら。
それぞれが満たされながら
生きていけたら。

それこそ、パラダイスや〜ん、って。
思ってしまいます。

単純だから
パラダイスや〜ん、って(笑)。

あまりに心地良いので
この「妄想茶屋」を
ほんとに自分の中に開店することにします。