葉っぱ日記

日々のあれこれを。気づいたままに書いています。

お母さんがいない時。

ある夕方のこと。

1年生の息子が
「テレビみながら家で待ってる」というので
留守番させて
娘を保育所に迎えにいきました。

ついでに、さっと買い物もすませて
40分くらいで帰宅。

あれ?家の外に
お菓子のゴミがおちてる。

「だれかきたの?」
ときくと
「○ちゃんと、△ちゃんがきた」とのこと。

みると
4つあった「うまい棒」が
全部なくなっているので
「食べたの?」ってきくと
「○ちゃんと、△ちゃんが
ちょうだい、っていうからあげた」

そういえば昨日
家に二人が遊びにきたとき
おやつにあげたら
「もっとほしい」って言ってたなぁ。
でも
「ごはん食べれなくなったらあかんし」
って。一つずつで終わらせたもんなぁ。

よっぽど、おいしかったのね(笑)。

そこで、妹が
「みーちゃんのやつは?
みーちゃんもたべたかったよ〜」

「みんなでわけて食べたの?」ときくと 

「なぁちゃん(自分のこと)は食べてないよ
 二人で2本ずつ。全部食べた」とのこと。

また、妹が
「みぃーちゃんのやつは〜?」

そっかぁ〜。
う〜ん、何かモヤっとする。
前にも注意したけれど
家の外にゴミ捨ててるのも
何かモヤっとする。

さらに書くと
○ちゃんのお宅も
△ちゃんのお宅も
両家とも共働きで
お家にお邪魔したことないけど
聞くと
「うちはママがダメっていう」から
どちらのお家でも遊べず
二人して暗くなる中
お母さんが帰ってくるまで
うちに来ているようで。

でも、うちも不在でしたけど?!
と思ったから息子に

「お母さんがいないときは
お友達お家にあがらないでって
言ってほしい。」と伝えると

「なんで?」

「おやつが知らんうちになくなったら
悲しいし、みぃちゃんも困るから」

「勝手におやつ食べられたら
嫌な気持ちするから」

(たかがうまい棒ですけど。
 書いてて何か悲しくなるな)

だんだん雲行きが怪しくなって
怒りだす息子。

「知らんやんか。なぁちゃんは食べてないよ。
食べてないのに何で、そんなん言われるの??」

「すごい勢いで二人が入ってきて
おやつをカゴからとってきて
いいの?いいの?言われるから
しょうがないやん!」

うん。だからさ。
だから、もう、お母さんがいない時は
お友達お家に入れるの、やめようよ。
ゴミとか外に落ちてるし困るんだよ。
何なら、言いにくいなら
お母さんから、二人にそう言おうか?

すると息子は
「嫌だ。お友達きてほしい。
じゃあ、おやつは
お母さんがいる時だけにして。
遊ぶだけしたい」と
言い張ってゆずりません。

そうか。
二人は息子にとって
楽しい存在でもあるのか。
お家に来てくれたら
嬉しい存在でもあるのか〜。
たしかに。
子どもらしい
屈託のない
素直な子達なんだよね…。
う〜ん。そうか〜…。

まぁ、留守にしてる時間って
ものの30〜40分だしええかぁ。
と。

「じゃあ、遊ぶだけね。
おやつは、お母さんいるときだけって
自分から言える?」ときくと

「言える」とのこと。

「そうか。じゃあ
お母さんいなくてもお友達きていいよ」
と。話はおわりました。

でもね、細かいこというと
その夕方の時間帯は
0才児かかえて
3才児お迎えにいって
慌てて帰ってきて
ご飯をつくる
一日で最も慌ただしい
私にとっても 
いっぱい、いっぱいの
時間帯ですけどね。

「おやつ?はいはい、これどうぞ。
喉乾いたの?お茶あるよ〜。」って。

ちょっとのことだけど
それなりに
それなりなのよ(笑)。

そういうあれこれを
「お仕事してない
ご近所さんがいてくれて
便利ね〜」的な
感じのお話だったら
何か、悔しいなぁ、チクショーっ。

おやつだって
これまでだって
いっぱい食ってんだぞ〜。

息子は一回も
家あがらしてもらったこと
ないけどさ〜。

っていう。
器も小さく
余裕がなく
狭い視野で
思い込みで
卑屈になってる私が
いるんですよね〜。ふぅ〜。

でもね、でも
息子はいつも
「いいよ〜!」って嬉しそうに
お友達むかえいれて
ものすごく気前よく
「これ食べる〜?」って
ニコニコしながら
お友達もてなすんですよ。

息子のそういう姿
私は可愛くて大好きなんです。

それなのに
ケチケチしたり
不安になったり
卑屈になって
そういうのを制限してしまうことが
本当にそれでいいんかなぁって。

ふと、思うのです。 

わずかばかりの
うまい棒」をケチって
大切な資質を
私は息子から
とろうとしてるんじゃないかって。

それは
あまりにも
もったいない気がして。

何か具体的に問題がでてきたら
その都度、息子と話し合って
どうしたらいいのか 
考えたらいいんじゃないかって。

お友達がくることだって
おやつだって
どんな風に
分け合うのがいいか
アイディア出し合って
息子も妹も私も
納得できる形を
息子と一緒に
探ったらいいやんか〜って。

だから 
これからも
「友達がきてくれて嬉しい」
「おもてなしが楽しい」
という気持ちを
大切にしようって思い至りました。

何より
「母がいない」時にこそ
息子の判断力や
コミュニケーション力が試される時。

おやつとお友達をめぐって
どんな風に相手と
わかりあっていくのか。
そんな成長を
手の届く範囲で
見守れるのは
ありがたい環境。

こうやって
訪ねてきてくれる
お友達がいてこそ、と。
改めて考え直して。

今日はまた
いそいそと
うまい棒買いに行きま〜す♪
(別にうまい棒じゃなくても 
いいんだけども)