葉っぱ日記

日々のあれこれを。気づいたままに書いています。

妄想による癒し

次男が発熱しまして。
ぜんそくのゼェゼェも併発。

救急で走る必要があるかも、と
昨夜は何度も起きて
授乳と体調確認。

「呼吸は大丈夫?」
「のめてる?」
「ねれてる?」

背中をなでてあげると
気持ちよやそうだから
ずーっとなでて、なでて。

おかげさまで熱もさがり
今朝は食欲もあってホッ。

安心したと同時に
疲れと寝不足により
どんよりした状態で
何とか小学生の息子をおくりだしました。

今日も服を着ない人と
風邪っぴきの人と

長〜い一日のはじまりや〜!(笑)

昨日大人とかわした会話は
疲れ切って帰ってきただんなと
通算30分ぐらいやで〜!

という
まぁまぁな状態なので。

「このままではいかん。
これ以上、馬車馬にムチをうつような
そんなことしたら、私、もたへん」と。

ここは、妄想力。
妄想力を総動員して
私を癒やすこととします。

はい、妄想(笑)。 ↓



重厚な両面開きの
木の扉がある。

手をかけて、押そうとすると
フィッと向こうから開かれる。

優しい笑顔の年配のメイドさん
「おかえりなさいませ」と
迎えてくれる。

他にも数名メイドさん
あちこち動き回って
目があうとニコッと
やさしい笑顔をかえしてくれる。

床はフカフカ
スグリーンの絨毯。

磨き上げられて、艶がでている
家具、階段、手すり。

ポカーンと立っている私に
「お風呂になさいますか?」
年配のメイドさんがそっと声を
かけて下さる
「そうします。
ありがとうございます。」

うながされるまま
私は、浴室にむかう。

広々とした脱衣所。
大理石の床は
ほんのりとあたたか。

そして、お湯が
こんこんと流れる
音がきこえてくる。

浴室に足を踏み入れと
内湯には大きな窓。
そこから露天風呂がみえる。

高台に
せりだした
露天風呂からは
広い空と
峡谷がみえる。

夕暮れ時。
だんだんと
暗くなっていく空と
真っ暗闇に沈む山々と。
 
コンコンと湧き出る
お湯につかり
私は、目を閉じて
深呼吸をする。

ひんやりとした空気。
木々の薫り。
流れるお湯の音。

静か。とても静かだ。

ほんとによく頑張ってきたなぁ。

ふと日常をふりかえる。

髪をふりみだして
次男がこぼした離乳食を掃除する姿。

長女がよごしたトイレの床をふく姿。

すっかり冷めたコーヒーをのんで
ため息をつく姿。

なんか、どの私も
一笑懸命で愛しいな。

空を見上げる
星が見える。
でも山の端はまだ
ほんのりと明るい。

ひんやりした風がふいてきたから
あごのあたりまでお湯につかる。

ここから
ありとあらゆる場面の私に伝える。

「愛してる。愛してるよ」

「ほんとにありがとう」

「この私が
一番、感謝したいのは
しんどい日をひきうけ
それを生きてくれた私だよ」

お風呂の中で、そっと伝える。

たっぷりと豊かなお湯は
金色にかわる。

心地よく、美しい
愛そのものに浸かっているよう。

さぁ、もうそろそろ、いいかなぁ。
「うん」とうなずいて
立ち上がる。

私は、日常に帰ってくる。

子ども達が昼寝してくれている間に
妄想トリップ。

はぁーっ。気持ちよかった!
妄想にこうやって
癒やされるから不思議(笑)。