葉っぱ日記

日々のあれこれを。気づいたままに書いています。

やっぱり彼はステキ。

「彼」って
だんなのことなんですけどね。

先日、私、車でぶつかりまして
娘の保育所で。

私の車がちょっと前にでていて
「もう少しバックして〜」って。
出勤前の急いだママの要請をうけて

大急ぎで、あわてて
バックして、そのまま
保育所の倉庫に車ごと
つっこみました。

倉庫の扉を三枚ぶちやぶり。
ガラスを粉々にし
自分の車のリアガラスも
ガッチャガチャ。

幸い周囲に人はいなくて
怪我人はいなかったのですが
もう、ショックでショックで。

「大変なことしてしまった!」って。
頭が真っ白になって
それらに飲み込まれまいと
表面的には無感覚に
「何もなかった」ような表情をして。

居合わせた他のママ達や
保育師さんたちが
すごく心配して
「大丈夫?」
「ケガなかった?」
「ちょっと休む?」
と声をかけてくれたので

「あ。これってすごく
やっぱり、動揺する場面なんや〜」
「でも何で誰も私を責めないんだろう?」
って。ぼんやり頭のどこかで思いつつ

「すみません。
やってしまったわ〜。
ごめんなさい」
と、対応。

その場に居合わせた
数人のママ達が
本当にありがたくて

最後まで割れたガラスの片付けや
車のリアガラスの処理など
手伝ってくださいました。

ボーっとしている
私にかわって

「大丈夫大丈夫。
ケガなくてよかった」って。

しなやかに
ほがらかに
状況を回復させてくれました。

諸々の手続きをして
何とか家にたどりついて。 

ボーっと
ドヨーんと
しているところへ

私からの不在着信に気がついた
だんなから
電話がかかってきました。

「どうした?」
心配そうな声。

「やってしまったわ〜」と。
今日あった一部始終を話すと

「そうか。大変だったね。
でも、ケガなくて本当によかった。
今から帰ってくるから、大丈夫」って。

その声をきいて
涙がでてきました。
何で、この人は私を責めないの?
でも、責められてたら
たぶん致命傷だったな、と思いました。

帰ってきてから
「大丈夫?大変だったね。
ケガがなくて本当によかった。
大体なれた頃に、起きるものだから。
でも、これくらいですんでよかった」

って。ものすごく
フラットに、受けとめてくれて。 

ポンっとスイーツを
テーブルにおいて

「大変だったやろ。
ゆっくりしとき」と言ってから

車の状況を確認し
テキパキと車内にのこっている
割れたガラスの処理をし
自動車工場に連絡して
修理の手配をしてくれました。

その間、私は
ボーっとコーヒー飲んで
スイーツ食べて
下の息子と添い乳。

じんわり
じんわりと
重たく心細い空気の中に
暖かくて、ホッとする色が
まじってきました。 

この色は
だんなと出会って
はじめて
この世界に
安心できる場所が
帰れる場所が
みつかった時の色だな。

そう、この人は
こんなにも
こんなにも
あたたかい人なんだよね。

「車は修理したら、それですむ
誰もケガしなかったんだから
本当によかった」
くりかえし
くりかえし
伝えてくれて。

あらためて
しみじみ
静かに感動しました。  

夜、台所に立ちながら
思わず息子に
「お母さん、幸せやわぁ。
お父さんみたいな人と結婚できて」と
つぶやくと

息子が
「なぁちゃんも、幸せやわぁ
お母さんみたいな人から生まれてこれて」
と、サラッとかえってきて

オイオイ、やるなぁ息子よ。
これでまたダメージが大幅に回復。

寝る頃には
なぜか、すっかり
幸せな気持ちになっていました。

やっぱり
だんなは
素敵やなぁと
結婚して15年。

深い感謝に出会った
一日でした。

生まれ変わっても
結婚してな〜!!(笑)